「○○テリア」という名前の犬種をどのくらい思い浮かべられますか?
実は「テリア」の名前を持つ犬種はとても多く存在します。
テリア犬にはどのような種類がいるのでしょうか。
特徴や性格についてみていきましょう。
テリアってどんな犬?
テリア犬はイギリスを代表する狩猟犬です。
狩猟のみならず、害獣退治や番犬としても使われていました。
「テリア」は、フランス語から来ており、語源は【土】や【大地】を表すラテン語のterraで
【土を掘るもの】という意味があります。
ネズミ、モグラ、イタチ、キツネといった小動物の駆除や狩猟を行っていたことから
この名前で呼ばれるようになりました。
目的に応じて品種改良された犬種が多く、そのほとんどの犬種がイギリスで開発されました。
体格は比較的小さめの犬種が多いですが、体力があり活発な性格が特徴です。
また、嗅覚にも優れています。
現在では、○○テリアと呼ばれるテリア犬は30種類以上存在しているといわれており、
ペットとしても飼われる犬種が多く、人気があります。
テリアの歴史は?
テリア犬には足の短いタイプと足の長いタイプがいます。
足の短いテリア犬と足の長いテリア犬は、特性に合わせて異なる仕事をしていました。
足の短いタイプのテリア犬は、地中で巣穴などの狭いところに入って小動物の駆除を行い、
足の長いタイプのテリア犬は、地上で足が速いという特性を生かしキツネなどの
動物の狩猟を行って来たという歴史があります。
テリア犬は狩猟犬の中でも非常にユニークな特性を持っています。
士の短いタイプのテリアの得意な技に、ボルティングというものがあります。
これは、巣穴に入り込んだキツネなどの動物を穴の外に追い出す技です。
テリア犬は、キツネ狩り、アナグマ狩りになくてはならない犬でした。
イギリスの貴族は、足の短いタイプのテリア犬をつかって巣穴から追い出したキツネを、
今度は足の長いタイプのテリア犬を使って地上で追い回すというスタイルの狩りを楽しんでいたといいます。
ペットとして飼うには?テリアの性質
テリア犬種は、頑固、勇敢、大胆、機敏、活発、忠実などの特徴的な性質を持ち、
この特徴を総称して、テリアキャラクターといわれています。
好奇心が旺盛で活発で、忠実な性格です。
また、物覚えも良くしつけやすいので、その点ではペットとしても飼いやすい犬種といえます。
警戒心が強くよく吠えるといった特徴もあり、頑固な性格でもあるので
子犬のうちからきちんとしつけをする必要があります。
小型犬が多いですが、運動量は多く必要とします。
また、獲物を捕まえるための爪が固いのが特徴です。
爪はきちんと切ってあげましょう。
体格は、犬種によって異なり3kgから30kgまで幅広いです。
四股は太くたくましく胴は良く締まっており、
口の周りは獣に噛みつかれないように剛毛で覆われています。
寿命も、犬種によって多少異なりますが、10〜15歳です。
テリアの種類と特徴について
テリア犬の種類にはどのような犬種がいるのでしょうか。
テリア犬は、そのかわいさからペットとしても多く飼われており
知名度の高い犬種も多くいます。
・ウエストハイランドホワイトテリア
・エアデールテリア
・スコティッシュテリア(スコッチテリア)
・ヨークシャ・テリア
ウエストハイランドホワイトテリアはウエスティの愛称で親しまれています。
短めの足と立ち耳、真っ白なふわふわな毛がかわいらしい人気の犬種です。
性格は活発で陽気ですが、挑戦的で闘争心を持ち合わせています。
エアデールテリアは、キングオブテリアとも言われており、テリア犬の中では一番大型の犬種です。
被毛は全体的に短く、足はすらっと長くバランスが良い中型犬です。
人間にはとても従順で、感受性が強く、その反面縄張り意識が強く攻撃的な一面もあります。
スコティッシュテリア(スコッチテリア)は、スコッティの愛称で親しまれ
黒い被毛の犬が多く、胴長短足です。
活発で動きが機敏で、独立心が旺盛、頑固で攻撃的な一面もあります。
ヨークシャテリアは、ヨーキーの愛称で親しまれており
日本では、登録数ランキングトップ10入りが長年続いているとても人気の犬種で、
知名度も高いです。
体重が3kg程と大変小さく、チワワと同様、最も小さい犬として
ギネスブックに登録されました。
小柄な体型と成犬になってもいつまでも子犬のように可愛らしいぬいぐるみのような見た目で
人気を集めています。
甘えん坊で寂しがり屋な性格で、飼い主と離れることで落ち込んだり食欲がなくなったりします。
その他、テリア犬の種類は全部で30種類以上もいるといわれています。
テリア犬の特徴は、
・狩猟犬として活躍していた
・足が長いタイプと短いタイプなど見た目に大きな違いがある
・活発で、よく吠える犬種も多い
次の記事からはテリア犬の種類を順番に紹介していきたいと思います。