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犬が大好きなみかん、注意点を踏まえて上手に与えよう!みかんレシピも紹介

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冬に旬を迎えるみかん。甘酸っぱい美味しいみかんは、子どもから大人まで

多くの人に好まれる果物の1つです。そして、みかんが大好きな犬はとても多いのです。

 

みかんにはビタミンCの他にも、たくさんの栄養素が含まれています。

犬にとっても必要な栄養素がたくさん含まれるみかんについて、

その成分と働き、与える時の注意点などを詳しくご紹介します。

 

みかんに含まれる栄養成分について

みかんにはビタミンC・ビタミンE・ビタミンAカリウム・βカロテン・食物繊維・ヘスペリジン

βクリプトキサンチン・ペクチンなどが豊富に含まれています。

その主な栄養成分についてご説明します。

 

【ビタミンC】

みかんの実の部分に多く含まれる、水溶性のビタミンです。

ビタミンCは、コラーゲンを作るのに必要な成分で、

皮膚や粘膜の健康維持に役立ちます。

また、免疫力を上げ、病気やストレスへの抵抗力を強める働きがあります。

さらに細胞の修復にも効果を発揮します。

 

【βクリプトキサンチン】

みかんのオレンジ色の色素の1つです。抗酸化作用が強く、ガン予防に効果があると注目されている成分です。

みかんに含まれるβクリプトキサンチンの量は、他の食べ物に比べると、圧倒的に多いようです

 

【βカロテン】

緑黄色野菜に多く含まれますが、みかんにもβカロテンは含まれています。

抗酸化作用が強く、活性酸素から体を守る働きをします。

また、免疫力を上げる効果が高いこともよく知られています。

 

【ヘスペリジン】

ビタミンCと協力して毛細血管の修復をし、細胞内に細菌などの進入を防ぐ働きをします。

また、血管を正常に保つことで血圧の上昇を抑え、血流をよくする効果も期待できます。

 

【ペクチン】

みかんの袋やスジ(白い部分)に多く含まれる、

水溶性の食物繊維です。実の部分にもペクチンは含まれますが、

袋やスジには約4倍のペクチンが含まれています。ペクチンはコレステロール値を下げる働きがあります。

 

他にもみかんには果糖やショ糖、ブドウ糖などの糖質が多く含まれているため、

疲労回復にも効果が期待できます。また、犬の食欲がない時のエネルギー補給や、

水分補給にも役立ちます。上手に活用しましょう。

 

みかんを与える時に気を付けたいことは?

犬にとってもみかんは栄養価の高い、

適量であれば安心して与えることのできる果物です。

ただし、注意をしておかなければいけないこともあります。

 

〈薄皮はむいてから与えましょう〉

犬は食べ物を噛まずに丸のみにしてしまうことが多く、

特に小型犬は、喉に詰まらせてしまう危険があるので注意が必要です。

必ず薄皮をむいて、小さめにして与えましょう。

また、薄皮は消化しにくいため、消化不良の原因にもなります。

下痢などを起こしてしまう可能性もあるので気を付けましょう。

 

〈みかんの外皮は絶対に与えてはいけません!〉

みかんの外皮には、「ソラレン」という成分が含まれています。

ソラレンは犬が中毒を起こす可能性があるものです。

中毒症状は主に嘔吐や下痢ですが、子犬や老犬は症状がひどくなる場合があるので、

注意が必要です。また、農薬が付着していることもあるので絶対に与えないようにしましょう。

 

みかんの外皮は、ゴミ箱に捨てたものを犬が食べてしまうケースもよくあることです。

外皮は、ビニール袋などに入れて、しっかり結んでおくことをおすすめします。

 

〈白いスジと種も取り除きましょう〉

食物繊維の豊富な白いスジは、

消化不良の原因になりやすいので与えない方がよいでしょう。

種も取り除いてから与えるようにして下さい。

 

〈アレルギーにも注意しよう〉

どの食材にもいえることですが、初めて与える時は少量から与えるようにしましょう。

下痢などの症状がでたら、アレルギーの可能性もあるため、飼い主さんは注意して様子を見る必要があります。

下痢の症状が繰り返し起こる場合は、早めに動物病院へ行きましょう。

 

みかんの缶詰や加糖のみかんジュースはNG!

缶詰のみかんは、薄皮などは取り除いてありますが、大量の砂糖などを使ったシロップ漬けのみかんです。

シロップはもちろんですが、みかんも犬に与えてはいけません。

また、市販のみかんのジュースは砂糖を加えたものが多いため、与えてはいけません。

 

砂糖そのものには、犬に害になる成分は含まれていません。

少し食べたからといって、すぐに健康を害すということはありませんが、

糖分の多いおやつなどを与えていると、肥満の原因になり、

その結果、他の病気を誘引することにもなります。

 

人だけではなく犬も、肥満が原因で糖尿病を発症するケースは少なくありません。

特に人の食べ物には糖分が多く含まれているため、

愛犬が欲しがるからといって与えるのは絶対にやめましょう。

犬用のおやつの原材料にも砂糖が入っているものもありますが、

時々与える程度なら問題はありません。できることなら犬用のおやつは、

砂糖の入っていないものを選んであげましょう。糖分の与え過ぎには十分注意しなくてはいけません。

 

みかんを使った犬が大好きなおやつのレシピ

【つぶつぶみかんジュース】

材料 (小型犬1回分)

みかん 3房

 

作り方

①みかんの薄皮をむきます。

②スプーンの裏を使ってみかんを潰します。

手作りの簡単みかんジュースの完成です。

つぶつぶが少し残る程度で大丈夫です。

 

【さつまいもとみかんのサラダ】

材料 (小型犬2回分)

さつまいも 輪切り1センチ分

みかん 3房

きゅうり 輪切り2センチ分

 

作り方

①さつまいもは皮をむいて、柔らかくなるまで茹でます。

②竹串がスッと入るくらい柔らかくなったら、キッチンペーパーで水分を軽くふき取ります。

③きゅうりは皮をむいてみじん切りにします。

④みかんは薄皮をむいて細かくちぎります。

⑤さつまいもをフォークを使ってザクザクと潰し、きゅうりとみかんを入れて、軽く混ぜたら完成です。

 

ビタミン類も多く摂れるので、愛犬の食欲がない時にもおすすめです。

みかんはビタミン類も豊富で、水分補給としても優れたものです。

与え過ぎないように気を付けて上手に活用しましょう。

 

みかんの栄養成分や与え方の注意点などをご紹介しました。参考にして下さい。

 

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