犬の鳴き声と言えば、「ワンワン」と表現されるのが一般的ですね。
しかしながら犬を飼っている飼い主さんならおわかりのように、犬の鳴き声はワンワンだけではなく、
クーンやアウアウ、キュンキュンなどさまざまな鳴き方の種類があります。
鳴き声の種類によって、犬が今何を伝えたいのか、どのような気持ちなのかを知ることができたらいいのにと
思う飼い主さんは多いかと思います。犬の鳴き声の大きさやトーンを分析して、犬の気持ちを文字にして飼い主に
意味を教えてくれるという機械が商品化されたこともありました。
つまり声の大きさとトーンで、ある程度犬の気持ちと鳴き声の意味を計り知ることができるということです。
今回は犬の鳴き声のパターンごとの意味と、意味を分かったうえで飼い主さんがとるべき対策を紹介していきます。
日ごろから愛犬の鳴き方をよく聞いて様子を観察することで、
愛犬の鳴き声による気持ちや意味を理解できるようになりますよ!
犬が鳴き声を出す理由は?
犬同士でコミュニケーションをとる場合、犬は鳴き声と耳や尾を動かすボディランゲージ、
目や口元などの顔の表情と、あらゆる手段を使って会話をします。
鳴き声は犬にとって、コミュニケーションをとる為のいくつかある手段のうちの1つなのです。
遠くにいる仲間を呼ぶときは、しぐさや表情がお互いに見えないため、
より遠くまで響くような高いトーンの鳴き声を出すことで
コミュニケーションをとろうとします。その高いトーンの鳴き声の周波数が、救急車のサイレンの音と非常に
類似しているため、救急車が通った時にサイレンにあわせて一緒に遠吠えをする犬が多いのです。
また訓練で使われる犬笛も似たような高い周波数で作られていて、
人間には聞き取りづらい高いヘルツ域の音で犬に指示を出しています。
このように鳴き声をコミュニケーションの手段としている犬は、飼い主に対しても鳴き声で気持ちを伝えようとします。
では続いて5種類の鳴き方とその意味を紹介します。
鳴き声の種類と意味は?
犬が鳴き声によって自分の気持ちを伝えようとしているのは、おわかり頂けたかと思います。
ではどのようにして、鳴き声の意味と気持ちを聞き分けるとよいのでしょうか?
ここから5種類の鳴き声とその意味を例として紹介します。
1 ワンワン
中くらいの音量で「ワンワン」と繰り返ししつこく鳴くのは、要求している鳴き方です。
お腹がすいたとか散歩に連れて行ってほしい、かまって欲しいときなど、欲求を主張する鳴き方です。
2 んーんー、キュンキュン
「んーんー」と長く伸ばすような声や、「キュンキュン」と鼻を鳴らすような声は、甘えているときの鳴き方です。
犬でも人でもつい聞き耳を立ててしまう子犬のような声を出すことで注意をひき、かまってもらおうとしています。
3 クーン
小さい音量で「クーン」と鳴くのは、寂しい時や自分を落ち着かせたい、または飼い主を落ち着かせたいときです。
サークルから出してもらえない場面やかまってもらえないとき、
粗相や悪いことをして飼い主から叱られているときなどの鳴き方です。
4 ウーウー
低いトーンで小さく「ウーウー」と鳴くのは不満なとき、大きな音量の「ウーウー」は相手を威嚇しているときです。
5 キャンキャン
小型犬はトーンが高いのでワンワンよりも「キャンキャン」と聞こえることが多いです。
しかし尋常ではない様子でキャンキャンと繰り返す鳴き方は、ケガや病気で痛みを伴っていることがあります。
鳴き声による飼い主の対策は?
5種類」の鳴き声による意味や気持ちがわかったところで、その時に飼い主はどのような対処もしくは
対策をすれば良いのでしょうか?まずは犬の主張している気持ちを理解して受け止めてあげましょう。
たとえば鳴き声が要求吠えや甘えによるものだったならば、エスカレートしないように鳴いている間は無視をして、
犬が鳴きやんで落ち着いたころを見計らってかまってあげるなど、家庭犬のしつけとして適切な対策をとりましょう。
またカーミングシグナルという犬のサインである落ち着きたい、落ち着かせたいという鳴き方をしているなら、
ストレスを解放してあげる対策をしましょう。そして異常を感じさせるおかしい鳴き声である場合は、
全身のチェックをして必要であれば動物病院で診てもらいましょう。
鳴き声で犬の気持ちを理解して円滑なコミュニケーションを!
犬は鳴き声によって、飼い主に気持ちを伝えてコミュニケーションをとろうとしています。
その意味や気持ちを飼い主がしっかりと理解して、適切な対策を行うことで、
犬は飼い主がちゃんと自分のことを理解してくれていると喜びを感じ、さらなる意思の疎通を図ろうとします。
犬の表情が豊かであったり、よく鳴き声を出したりするのは、飼い主が上手にコミュニケーションをとれている証拠です。
犬の鳴き声による気持ちと意味を理解して、愛犬と深い関係性を築いてくださいね!