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犬がむせるような咳をする原因は?老犬の咳対策も

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犬の飼い主さんなら、愛犬が咳をするのを見たり聞いたりしたことがあるかと思います。

数回で治まるような咳であればあまり気にもなりませんが、咳が数分続いたり、むせるような、

あるいは苦しそうな咳をしていたりすると、何かの病気ではないかと心配になりますね。

 

犬の咳には、人間と同じように生理的な反応として起こる咳と、病気から引き起こされる咳の

2種類があります。今回は、犬が咳をしている様子やその他にみられる症状から、生理的現象によって

もたらされる咳なのか、または病気による緊急性の高い咳であるのかの見分け方と、

老犬の咳を予防する日ごろの管理方法まで説明をしていきます。

咳が続くと愛犬の体力は相当奪われてしまいます。早めに咳の原因を突き止めて、

楽になれるように対処をしてあげましょう。

 

犬が咳をする生理的な要因は?

犬が生理的な現象として咳をする時、どのような原因があるのでしょうか?

またどのように対処をすればよいのでしょうか?

 

異物や刺激物を吸引した

犬が散歩中などにクンクンとにおいを嗅いだ時に、異物が鼻に入ったり、刺激物を吸引してしまい、

体内から異物を排除しようと生理的に咳が出ることがあります。そのような場合は、地面に顔を打ち付ける

くらいの激しいくしゃみを伴うこともありますが、異物が排除されれば、咳やくしゃみは落ち着きます。

異物がくしゃみや咳をすることで出し切れない場合や、危険物を吸引してしまった場合は動物病院で診てもらいましょう。

 

首が締まった

散歩中に前へ行きたがって引っ張る癖のある犬は、首輪が締まってのどを締め付け、

それにより気管が圧迫されて咳き込んでしまうことがあります。引っ張り癖のある犬は、

気管の一部に負担がかかりにくいように、太くて柔らかい素材の首輪にするか、首輪ではなくハーネス(胴輪)を

つけて散歩をすると、気管への負担が減って咳き込むこともなくなります。心臓に疾患のある犬の場合は、

ハーネスは心臓を圧迫してしまうため、使用しない方がよいでしょう。

 

冷たい空気を吸った

寒い季節に散歩へ連れ出すタイミングなどで、犬を暖房の効いた温かい部屋から寒い屋外へ出た時に

寒暖差に犬の呼吸器が対応できずに咳が出てしまうことがあります。特に子犬の時期あるいは

老犬になると、環境温に対する体の温度調整もしづらくなるので、冬の散歩は日中の温かい時間に、

服を着せて連れて行くなどの配慮をしてあげましょう。

また温度だけではなく、乾燥によっても咳が出ることがあります。室内で暖房器具を使用している場合は、

同時に加湿器も使用して適度な湿度を保つようにしましょう。

 

興奮しすぎた

犬が何かの要因で興奮して走り回ったり、吠えまくったりした時に、うまく呼吸ができなくなって咳が

出ることがあります。興奮が収まるように、興奮する要因となっている物や音から犬を遠ざけて、

クールダウンさせましょう。熱がある場合は咳が治まりづらいので、犬の脇の下や内股を保冷材で

冷やすなどの処置をしましょう。

 

誤嚥した

本来、犬の食道に入るはずの飲み物や食べ物が、間違えて気管に入ってしまった場合も、

生理現象として咳が出ます。咳によって気管から排出ができずに、ゴホゴホと湿った咳が続く場合は、

放っておくと肺炎になりかねないので、早めに動物病院で診察を受けましょう。

 

犬が咳をする原因として考えられる病気は?

犬が咳をする要因として、生理現象の他にもう一つ、病気が要因となっている場合があります。

症状として咳が出る5つの代表的な犬の病気を見ていきましょう。

 

ケンネルコフ

ケンネルコフは、ウイルスや細菌、真菌などの混合感染によって引き起こされる感染症です。

特に冬の乾燥した時期に流行する、犬の代表的な伝染性の呼吸器疾患です。

犬が集まる動物病院やペットショップ、公園やドッグカフェなどでの感染が多く見られます。

カッカッという乾いた咳と、鼻水、発熱と食欲不振が症状として見られます。

2次感染を防止するために、抗生物質の投与などの治療が必要です。

 

犬フィラリア症

蚊が媒介する病気で、犬糸状虫が犬の心臓や肺動脈に寄生して、咳や体重減少の初期症状から、

最悪は死に至る恐ろしい病気です。寄生した虫を手術で取り除くという治療は大変困難なため、

フィラリア予防薬で予防することが必須です。

 

肺炎

犬の肺炎は、ストレスを抱えていたり免疫力が落ちていたりするときに、ウイルスや細菌感染、

またはその他の病気によって併発して起こることがほとんどです。咳の症状以外に、熱がある、

食欲が無い、呼吸が早いなどの症状が見られる場合は、肺炎を疑って早急に動物病院で診てもらいましょう。

 

気管虚脱

リードを引っ張る、タバコの煙を長期に吸引しているなどの気管への刺激や、肥満、遺伝などの要因で、

犬の気管がつぶれて呼吸がしづらくなる病気です。中年齢以上の小型犬に多く発症するといわれ、

興奮したときに咳が出て、重症化すると呼吸困難を引き起こします。外科的な手術が必要になる場合もあり、

早期の発見と対処が必要な病気です。

 

老犬の咳を予防する方法

老犬は筋力が落ちることで、食べ物や飲み物を飲み込むことがスムーズにできず、

ごはんの時に咳が出たりえづいたりすることがあります。このような老犬の生理的な咳は、

飼い主さんの日ごろの管理次第で防ぐことができます。犬が食べ物を飲み込みやすいように、

ドライフードであれば水でふやかしてから与える、または水気のあるものをトッピングする、

食材を細かくして与えるなどの工夫をしてあげましょう。飲み水も、逆流せず飲み込みやすいように、

犬の頭の高さに合わせて給水器を設置するとよいでしょう。

 

老犬は筋力低下のほかに、環境の変化にも体が対応しづらくなり、それが原因で咳が出てしまうことがあります。

老犬が生活をしている環境は、快適に呼吸をすることができるように、

温度は25℃前後、湿度は約50%を保つようにしましょう。

 

犬のおかしな咳には早急に対処をしよう!

犬の咳には生理的な要因によるものと、病気が要因となって引き起こされるものの2種類があります。

咳をしている以外にも元気がない、呼吸が荒い、舌の色が悪いなどの症状がある場合は、

一刻を争う事態である可能性もあるので、早急に動物病院で診てもらいましょう

特に子犬や老犬の咳には注意をしてあげてください。

また生理的な咳であれば、日ごろの管理で緩和したり予防をしたりすることができます。

犬も長く咳が続くと体力を消耗してしまうので、おかしな咳をしていたら早めに対処をしてあげてくださいね。

 

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