行動の異常

犬のふらつきの裏に隠れている病気は?原因と対処方法などについて

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愛犬と暮らす毎日、普段と変わりない生活の中で

ある日、愛犬がフラフラとふらついて歩き出したら、

突然のことに飼い主さんは驚かれることでしょう。

「何か変なものを食べてしまったのでは?」「何かの病気?」など。

心配と不安でいっぱいになってしまうはずです。

日頃元気にしていたら、なおさら驚いてしまうことでしょう。

 

今回は、犬のふらつきの裏に隠れているかもしれない病気や、

その原因などを対処方法も交えて詳しくご紹介します。

もしもの時に飼い主さんが落ち着いて対処するために、知識を深めておくことが大切です。

 

犬がふらつくのはどうして?ふらつく時に考えられる病気とその原因は?

犬のふらつきの原因は、病気の症状の1つとして現れていることが多いようです。

ふらつきが症状として現れる病気は多く、様々な原因があります。

 

飼い主さんが様子をみている間に、症状がひどくなり、病気が進んでしまうこともあるので、

ふらつきの症状がでた時は、なるべく早く獣医さんに診てもらうようにしましょう。

ふらつきの原因となる病気で多いものはこちらです。

 

【前庭神経炎】

前庭神経とは脳神経の1つです。

そこに炎症が起こると平衡感覚のバランスがとれなくなってしまいます。

 

バランス感覚を司る耳の中にある三半規管は、体の位置情報を脳に伝える働きをします。

その三半規管に前庭神経はつながっているのです。その前庭神経に炎症が起こると、

犬は自分の頭や体をコントロールすることができなくなり、ふらつきが現れるのです。

 

前庭神経炎になると主に次のような症状が現われます。

・くるくると回る

・歩行中に突然倒れる

・突然頭を横に向けたり、首をかしげるような仕草をする

・眼球が細かく動き、視線が安定しない

・嘔吐を繰り返す

・大量のよだれが出る

などの症状があります。

前庭神経に炎症が起こり、バランス感覚に影響が出たことで

このような症状が現われます。

 

犬の前庭神経炎の多くの原因は、

耳の中の炎症が前庭神経にまで達してしまったことです。

内耳炎・中耳炎・外耳炎といった耳の病気が、

前庭神経炎を引き起こすことがあるので注意が必要です。

 

原因が不明な場合もあり、ストレスや気圧の変化などにより、

前庭神経炎を引き起こす可能性もあります。

 

例えば、耳の臭いが気になったり、耳の中に多少でも炎症がみられたり、

犬が耳をしきりに気にするような行動をする場合は、

早めに動物病院で診てもらうことをおすすめします。

炎症が前庭神経にまで広がる前に、適切な処置をしてもらうことが重要です。

 

治療法は、抗めまい剤・ビタミン剤・副腎皮質ホルモン薬など、

その症状に合わせて投薬治療などが行われます。

また同時に、運動制限などもあるようです。

 

【椎間板ヘルニア】

背骨は首から腰まで小さな骨が並んだ形になっています。

その骨と骨の間にある椎間板が変形して飛び出してしまい、

神経を圧迫すると痛みや麻痺が現われます。この症状が椎間板ヘルニアです。

椎間板ヘルニアを発症しやすいといわれる犬種もいます。

ミニチュアダックスやコーギーなど、胴が長めの犬に多い傾向があります。

また、トイプードル・シーズー・ペキニーズ・フレンチブルドッグなども

椎間板ヘルニアが起こりやすい犬種のようです。

 

椎間板ヘルニアになると次のような症状が現われます。

・急にキャンと鳴く

・体が震える

・元気がなく、動きたがらない

・ゆっくり歩き、ふらつく

・おしっこや便をしない

・階段を上がれない、ソファーから下りられない

・食欲がない

などの症状があります。

 

主な原因は交通事故や高い位置からの落下による衝撃など、

過度の圧力が加わることで発症することがあります。

また、肥満もその原因の1つです。特に胴の長い犬は、背骨にかかる体重の重さが

引き金となる可能性が高くなります。

 

椎間板ヘルニアの治療法は、内科的治療法と外科的治療法があります。

内科的治療法は痛みが出た時に消炎剤や、ビタミン剤を使い、

脊髄の機能の回復を待つ治療方法です。

 

外科的治療法とは手術をして、

原因となる椎間板を取り除く方法などです。

重症の場合に行われることが多いです。

歩けなくなっていた犬が回復することも多いですが、

症状があまり改善しないこともあります。

飼い主さんは、犬の椎間板ヘルニアの症状と年齢などのことも考えながら、

獣医さんとよく相談して治療法を決める必要があります。

 

【溶血性貧血】

血液中の赤血球が破壊されることにより、全身へ酸素が行き渡らなくなる状態です。

この赤血球が破壊される原因は、

体の中に入ってきた異物を攻撃する働きを持つはずの免疫細胞が、

何かの原因で誤作動を起こしてしまうことによります。

 

結果溶血が起こり、自己免疫性溶血性貧血を引き起こします。

何が原因で免疫細胞が自身の赤血球を攻撃するのかは、

詳しくわからないことが多いようです。

また、遺伝的なことも関係すると考えられています。

5歳~6歳で発症することが多いようです。

 

溶血性貧血の主な症状は

・元気がなく、ぐったりしている

・動きたがらない

・呼吸困難

・ふらつく

・尿の色が赤くなる

・黄疸がでる

などの症状があります。

 

適切な処置をしてもらい、

安静にすることで多くは回復に向かいますが、

貧血症状が重い場合は、輸血を行うこともあります。

また、溶血を引き起こす原因の1つにタマネギがあります。

タマネギが含まれる人の食べ物の残りを与えたり、

犬が誤ってタマネギを食べたりしないように、

十分に気を付けなければならない食材です。覚えておきましょう。

 

犬にふらつき症状がでるその他の理由は

他にも、脳腫瘍や水頭症などの病気が原因で、ふらつきの症状がみられることがあります。

大型犬の場合は、股関節の形成不全によるふらつきが多くみられたりもします。

 

また、犬がふらつく原因は全てが病気という訳ではありません。

加齢によるふらつきもあります。加齢によって足腰が弱り、

フラフラとふらつくことはよくみられる症状です。

この場合は、無理に運動をさせないで下さい。

足腰に負担のかかる階段の上り下りもなるべく避けましょう。

また、お散歩も短い時間にするなどの配慮が必要です。

 

愛犬がふらついたり、倒れたりするのを見るのは、

飼い主さんにとっては、とてもショックなことです。

しかし愛犬のために飼い主さんは慌てずに、

落ち着いて対処ができるように心づもりをしておく必要があります。

そのためにも、しっかりと知識を深めておきましょう。

犬のふらつきについてご紹介しました。参考にして下さい。

 

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