基本

犬にだって感情がある!「しかる」より「ほめる」

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犬を飼いはじめたら、必要なのが「しつけ」。

間違ったしつけを行えば、犬は間違ったまま育ってしまいます。

犬は、利口でかしこい生き物です。感情だってあります。

一歩間違えれば、飼い主と犬の関係は崩れてしまいます。

 

しつけは、犬に言うことを聞いてもらうだけではありません。

飼い主と犬の信頼関係も築くことができます。

 

飼い主であるあなたに絶対に覚えてほしい事、それは

「しかる」より「ほめる」しつけです。

 

まずは犬の感情を理解しましょう。

 

犬の感情は人間と似ている

犬は動物ですが、立派な感情があります。

とはいうものの、どこまで感情があるのかご存知ですか?

犬の持っている感情について紹介します。

 

嬉しい・楽しい

飼い主と遊んでいるとき、散歩をしている時は「嬉しい!楽しい!」と喜びます。

おやつやご褒美を貰った時、飼い主がお出かけから帰ってきたとき、

新しいおもちゃを貰った時などの感情です。

犬は尻尾を振って喜びます。表情も、笑っているように見える時がありますよね!

 

期待

お散歩やお出かけに行くのが分かった時、犬は期待します。

いつもより目をまんまるにして、耳もピーンと立ちます。

「散歩に連れてってもらえるかも!」

「遊んでくれるかも!」といった期待の感情です。

 

寂しい・悲しい・怖い

お留守番中、悲しい声を出して泣く犬がいます。

飼い主が居なく家に一人で寂しく、悲しくなります。

また、病院についた時尻尾を丸めて震える犬もいます。それは怖がっている証拠です。

飼い主にきつく叱られた時も、犬は怖がります。

自分より大きな犬に会った時などは尻尾を丸めることもあります。

犬にも、寂しい、悲しい、怖いといったネガティブな感情があります。

 

怒る

人見知りの犬は知らない人に触られただけで怒ります。

おもちゃを取ろうとすると怒ったり、爪切りをしようとすると怒る犬もいます。

歯をむき出しにして「グルルル・・・」と怒ります。

 

このように、犬も人間と似たような感情があります。

それは表情に出て、わかりやすい時もあるので飼い主が犬の表情や行動で

「今どんな気持ちなんだろう?」と感じとってあげてください。

 

飼い主の感情を読み取ることもできる

犬は、飼い主の感情を読み取ることもできるのです。

犬は私たちが思っている以上に、私たちのことを見ています。

 

飼い主が悲しい時、または嬉しい時などに犬がこちらを見て、

こちらの気持ちを分かったような表情をしていたことがありませんか?

それは、犬が飼い主の感情を読み取っているからです。

 

犬は、人間の気持ちに寄り添うことができる優しい生き物です。

 

飼い主が嬉しい時、犬も一緒にウキウキします。

飼い主が悲しんでいる時はそばに来て慰めてくれることもあります。

 

犬が人間の感情や表情を読み取れることは、科学的に証明されています。

人間の笑った表情、怒った表情を犬は区別する事ができるのです。

また、声のトーンや声の大きさなどもしっかり区別し、判断します。

 

このように、犬は想像以上に飼い主の表情や声や感情を読み取ることができます。

 

しつけに関しても犬は「しかる」、「ほめる」などの飼い主の反応を

しっかり読み取ることができ、学習できます。

犬にも感情があり、そして飼い主の感情も読み取れるということを頭に入れて

正しいしつけを行い、信頼関係を築いていきましょう。

 

信頼関係も築ける!「褒めるしつけ」を徹底しよう

犬との信頼関係は、しつけのやり方で大きく左右されます。

犬にとって、失敗で叱ることのは良くありません。

信頼関係を築きたいのであれば、「失敗した時に叱る」という概念を

綺麗さっぱり取り除いてください。

 

しつけにおいて、「叱る」というのは一切必要ありません。

失敗したときは、何も言わない=無視で構いません。

 

叱られた→かまってもらえたと勘違いする犬もいれば、

叱られた→怒られた→飼い主は怖い!と判断する犬もいます。

 

飼い主のことを怖いと思われたら、犬は飼い主の言う事を聞かなくなります。

むしろ、犬が飼い主を避けてしまったり、飼い主に対して恐怖感を抱くこともありますので、

信頼関係は絶対に築けません。

しつけに失敗したからと言って叱る行為は絶対にやめましょう。

 

失敗を叱る方法ではなきく、「成功した時だけほめる」というやり方を徹底しましょう。

 

「ほめる=嬉しい」と犬は学習します。

「飼い主といると、ほめられて、嬉しい!」

「飼い主といると、嬉しい!」と思考が変わっていきます。

そうすることで、犬は飼い主を信頼し、絆や仲が深まっていくのです。

 

上下関係よりも、信頼関係が大切!

犬と飼い主との間に、上下関係がないとしつけがうまくいかなかったり、

言う事を聞かなかったりする。という風に言う方もたくさんいます。

もちろんしっかり上下関係を築くことができれば、犬は飼い主の指示に従い、言う事を聞きます。

 

しかし、上下関係を築くよりも、まずは信頼関係を築いた方が合理的です。

 

犬は、自分にとって「得か、損か」を常に考えます。

褒めるしつけを徹底することで、「飼い主といると褒められて嬉しい!」

「飼い主といると自分には得だ」と判断し、信頼を持ちます。

 

上下関係は、犬にとって時には「飼い主は怖い」「飼い主といると恐怖だ」と

勘違いをうむこともあります。

上下関係をよりも、信頼関係を築き、飼い主を「信頼できるパートナー」と

思ってもらうことが大切です。

 

しかるしつけをするのではなく【褒めるしつけ】を徹底し、

信頼関係を築きながら犬と素敵なパートナーとなりましょう。

 

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