健康管理

愛犬の点滴治療に備えよう!自宅で点滴をするメリットは?

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犬が下痢や嘔吐をして脱水症状を起こしている、または口から食べ物を摂取できなかったり、

消化器系の病気で栄養を吸収できなかったりする時があります。

そのような時に、動物病院で水分や栄養の補給が必要と診断され

点滴による輸液療法という処置がとられる場合があります。

人間の点滴の場合は、静脈に注射針を入れて点滴を行うのがほとんどですが、犬の場合は

静脈内投与以外の方法が取られることもあります。

愛犬が歳をとって病気を患った時や、急病になった時に、点滴という処置をすることになるかもしれません。

 

今は若くて元気だからと油断をしないで、いざというときに備えて知識として頭に入れておくと、

慌てることもありません。今回は、犬の点滴処置の種類による違いとその効果、

そして自宅での点滴を選択するメリットを紹介していきます。

 

犬への点滴方法の種類とその違いは?

犬に点滴(輸液)治療を行う場合は、犬の症状に適した輸液剤を、犬の状態に合わせた方法で

投与をします。では、それぞれの点滴投与の種類と方法を見ていきましょう。

 

静脈内点滴

静脈内に輸液剤を投与する方法で、素早く効果があらわれることが期待できる点滴方法です。

水分の補給だけではなく、栄養分や薬も一緒に混ぜて投与することが可能であることが、静脈内点滴をするメリットです。

しかし、静脈内投与は点滴を施す時間や期間が長く、犬は人間と違って長時間じっとしていることができないので

動いても注射針が外れてしまわないよう、あらかじめ樹脂製の留置針を犬の静脈内に挿入して血管を確保しておき、

テープやバンテージなどで固定をしておく前処理の必要性があります。

また投与量によっては長時間となり、動物病院での入院が必要となることもあります。

 

皮下点滴

犬は人間と違って皮膚の下にゆとりがあるので、輸液を皮下に一気に注射で注入して溜めておき、

じわじわと体内に吸収させる皮下点滴という方法も選択することができます。徐々に吸収されていくため、

輸液の大量投与はできず、効果があらわれるのもゆっくりですが、静脈内点滴のように長時間犬を拘束しなくて済みます。

また動物病院で入院をする必要もなく、通院または自宅での投与が可能なため、

犬にとってはストレスの少ない方法といえるでしょう。ソルラクトなどの体液に近い輸液が、

脱水時の水分補給の目的で使われることが多いです。重度の脱水症状が見られる犬の場合は、

血流が悪くなっていて皮下から輸液を吸収しづらいため、軽度な症状の犬に適した点滴方法です。

 

腹腔内点滴

直接お腹の中に輸液剤を投与する方法です。血管が細く、なかなか留置針が入らない場合や、

皮下点滴では吸収が遅いとか吸収しにくい場合に選択される点滴方法です。

 

骨髄内点滴

骨髄の中に直接輸液を投与する方法です。超小型犬などで血管が細すぎて確保ができない場合や、

早急に効果をあげたい場合に選択される点滴方法です。

 

自宅で点滴をするメリットは?

動物病院で点滴をしてもらう場合、皮下点滴なら約1,500円~2,500円、静脈内点滴なら約3,000円の費用がかかります。

長時間の点滴の場合は別に入院費なども必要となります。動物病院までの交通費も考えると、

1回の点滴に通うだけでも相当な費用がかかります。それに比べて、軽度の症状で自宅での皮下点滴が

選択できる場合は、1回あたりの点滴にかかる費用は1,000円以下に抑えることができます。

最初はチューブや針を購入する必要があり約1,500円かかりますが、その後は輸液パックの購入費用だけが必要です。

 

自宅での点滴に必要な器具や輸液パックは、かかりつけの動物病院で購入することができ、

また皮下点滴のやり方も教えてもらえます。自宅で飼い主さんが点滴を行う場合は、治療にかかる費用を

最小限に抑えることができるだけでなく、愛犬が苦手な場所である動物病院へ何度も連れて行ったり、

長時間慣れない環境の中で治療を受けたりするなど、犬にとってストレスとなる部分も軽減することが

できるというメリットもあります。

 

犬の点滴を理解していざという時に備えよう!

愛犬が病気などで点滴による治療が必要となった場合に、症状によっては自宅での点滴か通院しながらの

点滴かを選択できることがあります。犬の性格にもよりますが、ほとんどの犬は動物病院よりも自宅で

飼い主さんに点滴をしてもらう方が、移動の負担がない上にいつもと変わらない環境なので

ストレスを感じにくいかと思います。点滴治療は、病気の種類によっては毎日または長期間にわたって

必要となることもあるので、自宅で飼い主さんが愛犬に針を刺すことを怖がらずに、

自信を持ってできるようになるまで動物病院で指導をしてもらいましょう。

 

愛犬が元気なうちから、飼い主さんが病気や点滴治療に関して積極的に勉強をして、理解を深めておくことで、

いざというときに慌てずに対処をすることができます。

また些細なことでも気軽に相談ができて、サポートをしてもらえるような、

信頼のできる動物病院をかかりつけとして探しておくことも必要です。

飼い主さんとかかりつけの動物病院とでタッグを組んで、愛犬の健康を守っていきましょう。

 

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