体の異常

犬のほくろをあなどってはいけない!怖いメラノーマとは?

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犬も人間と同じようにほくろができるものですが、特に加齢とともにその数が増えてきます。

愛犬のブラッシングをしている時やヨシヨシとなでている時に、

ふと黒い点を見つけることがあります。以前はこの場所になかったのに、ほくろが増えてきたのは

そろそろこの子も歳なのね、と簡単に済ませてしまうのは、実はとても危険なことなのです。

 

ほくろのように見えている黒い点が、実は悪性腫瘍(ガン)だったというケースがあります。

見た目がほくろに似たメラノーマという悪性腫瘍は、人間での発症はまれですが、

犬においては頻繁にみられます。特に9歳~11歳にかけたシニア期での発症が多く報告されていて、

メス犬よりもオス犬の方が発症率は高くなり、また毛色の黒い犬の発症例が多く見られます。

 

メラノーマは転移のスピードが早く、さらに再発もしやすい厄介な種類のガンなので、

早期の発見と治療が完治するためには不可欠となります。

今回は、ほくろと見間違えやすいメラノーマが、犬に発症しやすい場所とおおよその見分け方、

また犬のメラノーマ発症を防ぐ方法を説明していきます。

 

犬のメラノーマとは?

メラノーマとは、悪性黒色腫ともいわれる皮膚ガンで、ほくろのガンと例えられるように、

ほくろによく似た形状をしています。紫外線から皮膚を守ってくれるのはメラニン色素ですが、

この色素を作るメラノサイトという細胞が、悪性の腫瘍となりガン化するのがメラノーマです。

処置が遅れると体のいたるところに転移をしていく、非常に悪性度の高いガンです。

人間におけるメラノーマの発症率は、白人の発症率が最も多く、日本人で10万人に1~2人程度で

あまり発症率の高いガンとはいえません。それにひきかえ、犬では頻繁に発症が見られます。

 

犬がメラノーマを発症しやすい部位はある程度決まっています。

では、犬はどのあたりにメラノーマができやすいのかを見てみましょう。

 

犬の体でメラノーマのできやすい場所は?

犬の体でメラノーマができやすい場所は、被毛の生えていない皮膚と粘膜が接している箇所です。

唇・口腔内・舌・まぶた・爪下部・足裏での発症が多く、特に口元における発症率が高いといえます。

毛の生えている背中やお腹、首などに発症することはごくまれです。

とはいえ、毛が生えているところにあるほくろは、絶対に良性で大丈夫であるとも言い切れませんので、

ほくろとメラノーマのおおよその見分け方も知っておきましょう。

 

犬のほくろとメラノーマの見分け方

メラノーマの場合、色素はほくろの様に褐色から黒色、または色素の無いものもあり、

色素だけでほくろかメラノーマであるかを判別することは難しいです。メラノーマの可能性が

ある目安としては、形がいびつで、皮膚との境目がはっきりしない、周りにじわっとにじんでいるような

ものが要注意です。またほくろが急に大きくなったり、いぼのようなものの数が短期間に

増えたりする場合も、メラノーマが疑われます。

メラノーマの発症が多く見られる口の中は、特に気をつけておきたい場所なので、

愛犬の歯磨きをするタイミングなどに、口の中や舌にできものができていないかどうかを、

定期的にチェックをしておきましょう。口腔内に腫瘍ができると、

口臭がきつくなったりよだれが多くなったり、出血が見られることもあります。

 

また犬のほくろとメラノーマの見分け方は非常に難しいため、

安易に飼い主さんが判別をすることは危険です。新たに見つけたほくろは、

動物病院での定期検診でチェックをしてもらい、明らかにほくろの形や大きさ

数が短期間に変化がみられる場合は、早急に診てもらいましょう。

 

メラノーマの予防方法は?

犬の体にメラノーマができる原因として考えられる1つ目は、日常的な刺激によるものです

例えば足裏にできるメラノーマは、毎日の散歩の時に砂利道や硬いアスファルトの上などを

歩かせることが、慢性的な足裏への刺激となって発症する可能性があります。

口腔内のメラノーマにおいても同じような理屈が考えられます。硬いドライフードや

骨ガムを毎日食べていたり、傾いて生えている歯やぐらついている歯をそのままにしていたりして、

口腔内を常に刺激することで、メラノーマを発症してしまうケースがあります。

 

またほくろのようなものを、飼い主さんが頻繁に触ったりつついてみたりすることで、

良性だったものが悪性のメラノーマになってしまうこともあります。

このように、犬の体に慢性的となっている刺激を取り除いてあげることで、

メラノーマの発症を予防することができます。

それから、犬の体にメラノーマができる原因として考えられる2つめは、免疫力の低下です。

加齢によって、または病中・病後においてはどうしても犬の免疫力が落ちてきて、

体内でがん細胞が活性化しやすい環境を作ってしまいます。普段から良質な内容の食事を与えることや

適度に運動をさせること、それからなによりも飼い主さんと毎日密にコミュニケーションをとることで

犬のストレスが軽減されて免疫力を高めることができます。

 

犬のほくろをチェックしてメラノーマの早期発見を!

今回は、ほくろによく似たメラノーマという皮膚の悪性ガンができやすい場所や、

予防できる方法を紹介しました。犬のメラノーマを完治する鍵は、何よりも早期発見です。

転移する前に除去手術を行えば、完治は望めます。しかしメラノーマを見逃して放置してしまうと、

すぐに内臓にまで転移をして、愛犬の命を奪われてしまうことになりかねません。

愛犬とのコミュニケーションを取りながら定期的に体の隅々までチェックをし、

怪しいほくろができていないかを確認してください。

そしてあやしいほくろを見つけた際には、単なるほくろやシミだと決めつけずに、動物病院で診てもらいましょう。

 

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