顔の異常

犬が頭を振るのはどうして?中耳炎の可能性も

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愛犬が濡れた体の水を飛ばすために、フルフルと頭を振る仕草を目にしたことがあると思います。

しかし、それ以外にも犬が頭を振ることはあります。

犬が頭を振るのはなぜなのでしょうか?

また、頻繁に頭を振る場合は病気が隠れている可能性もあるので注意が必要です。

 

今回は、犬が頭を振る原因や病気についてまとめました。

ぜひ参考にしてください。

 

頭を振るのはなぜ?

犬は緊張やストレスから自分を落ち着かせる為に、頭を振ることがあります。

その仕草を、カーミングシグナルと言います。

Calmingとは「落ち着かせる」、Signalは「信号」を意味し、

これは「自分と相手を落ち着かせるための合図」ととらえられます。

 

犬は頭を振ることで、緊張感をやわらげ、気持ちをリフレッシュし、

リセットしていると言われています。

 

私たち人間も、緊張しているとソワソワしたり、貧乏ゆすりをする人などがいますよね?

犬が頭を振るのは同じ行為と言えます。

飼い主さんが愛犬をしつこく撫でたり、ブラッシングしている時にも頭を振る仕草が見られますが、

これは「今はやめて欲しい」という犬の気持ちの表れかもしまれません。

こうした仕草に込められている犬の気持ちを理解することで、

今まで以上に犬とのコミュニケーションがスムーズになりますね。

 

考えられる病気

愛犬が頻繁に、

頭を強く振る、足で耳を掻く、壁に耳をこすりつける、片耳だけ傾ける、などの

仕草が見られた場合は注意が必要です。

何らかの病気にかかっている可能性があります。

考えられる病気とは何があるのでしょうか。

 

外耳炎(がいじえん)

何かしらの原因によって外耳道の皮膚に炎症が起きる病気です。

犬が最もかかりやすい耳のトラブルとされています。

症状

痒みがあるため、足で耳を掻いたり、耳をものにこすりつけたりします。

また、耳周辺を触られるのを嫌がります。

耳の中を見ると、外耳道に褐色または黄色の悪臭を放つ耳垢が溜まっている事が

多くあります。進行していると、分泌物が耳の外まで流れ出てしまい、耳のまわりが

汚れていることもあります。

原因

溜まった耳垢が原因であることが多く、耳垢に細菌が繁殖することで炎症が起きます。

特に、垂れ耳や毛の長い犬種は、耳の中の換気がしにくいため外耳炎を発症しやすいと

言われています。

治療

原因によって治療法が違います。

細菌感染によるものは、抗生剤入りの点耳薬を使い、

真菌感染によるものは、抗真菌剤入りの点耳薬を使って治療していきます。

重度の場合は外科手術を行うことも。

予防

外耳炎は一度かかると再発しやすく、慢性化する病気です。

そのため外耳炎にかかりやすい犬種は、日頃から耳の清潔を保つようにしてください。

耳垢がついているようなら綿棒を使って綺麗に取っていきます。その際に、あまり神経質に

ならずにとれる範囲のみを除去していきましょう。

また、耳掃除を頻繁にすると炎症を引き起こす原因にもなるので注意してください。

 

中耳炎

中耳に炎症が起きている状態のことで、主に外耳炎の炎症が

中耳に広がったと考えられます。

症状

中耳炎の多くは、外耳炎の炎症が耳の奥に広がって起こるもので、

外からわかる症状はほぼ外耳炎と同じです。

耳を掻いたり、耳を触られるのを嫌がります。

中耳炎になると、難聴を引き起こしやすく、鼓膜に穴が空いていることもあります。

原因

細菌感染による外耳炎を放置したことにより、炎症が中耳まで広がることが多いです。

治療

外耳炎の治療を行うことで、中耳の炎症も抑えられます。

重度の場合は外科手術を行うことも。

 

耳疥癬(みみかいせん)

耳垢を食べるダニが外耳道に寄生する病気です。

症状

強いかゆみがあるため、

頻繁に耳の後ろを引っ掻いたり、耳をものにこすりつけたり、頭を振ったりする

などの行動がみられます。

耳の中を見ると、黒褐色で悪臭のする耳垢が溜まっています。

原因

ミミヒゼンダニ(ミミダニ)というダニに感染した犬や猫と接触することで移り、

外耳道に寄生します。

ミミダニは外耳道の皮膚に住み着いて耳垢を食べ、外耳道で卵を産み繁殖していきます。

治療

初めに耳掃除をします。その後に駆虫薬を使用してダニを殺していきます。

しかし、駆虫薬で卵は殺せません。患部には生きた卵がいるため、1週間に2~3回、

駆虫薬で完全にダニを駆除していきます。

 

耳の病気になりやすい犬種の特徴

耳が垂れていたり、外耳道に毛が生えていると通気性が悪く、細菌が

繁殖してしまいます。

耳にしわがある犬種も耳垢がしわに溜まりやすいので注意が必要です。

こまめにケアしてあげましょう。

 

耳が垂れている

コッカー・スパニエル、ペキニーズ、シー・ズーなど

耳の中に毛が生えてる

マルチーズ、ヨークシャー・テリア、など

耳の中にしわがある

パグ、ブルドッグ、など

耳垢が多い

ジャーマン・シェパード・ドッグ、ダックスフンド、など

異物が入る

犬が突然首を振ったり傾けたりする場合、耳に異物が入った可能性があります。

犬の耳は意外に大きく、広がっているタイプの犬種もいるので、

虫や植物の種が入ってしまうこともあります。

そのため、犬は頭を何度も振り耳の中に入っている異物を取ろうとします。

 

そのような行動を目にしたら、まずは耳の中をチェックしてください。

また異物が入っている場合、無理に取ろうとすると奥に入り込んでしまいますので、病院に連れていきましょう。

 

脳の病気の可能性も?

まれに脳の病気が原因により、犬は頭を振る場合もあります。

脳に腫瘍ができたりすると、腫瘍が神経を圧迫することにより、頭痛を引き起こしたりします。

犬はその不快感から頭を振ることもあるのです。

 

脳の病気の場合、症状が進行するとふらふらしてしまい真っ直ぐに歩けなかったり、

てんかん発作があらわれることもあります。

脳の病気かどうかを調べるには、

MRIなどを受ける必要があるため大きな動物病院に連れて行く必要があります。

 

このように犬が頭を振る理由は色々あります。

カーミングシグナルであれば、日頃から愛犬の様子を見ていれば分かると思います。

しかし、それ以外に頻繁に頭を振っている場合は病気の可能性があるので、

病院に連れて行くようにしましょう。

 

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