排泄の異常

急な食欲不振。こんな時どうしたらいいの?

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「愛犬がいきなり食欲不振になった」

そんな経験をした方は意外と多くいるのではないでしょうか。

突然の愛犬の食欲不振について、

考えられる原因と対策についてみていきましょう。

 

食欲不振の考えられる原因は?

◆間食の取りすぎによる場合

間食の摂り過ぎによって食欲不振になる場合もあります。

ドッグフードは総合栄養食といい、必要な栄養素をドッグフードだけで

補うことが出来るよう作られています。

ただし、おやつはそうではありません。

おやつばかり食べて、ドッグフードを食べないようでは栄養のバランスが偏ってしまい、問題です。

【対策】

間食を減らし、食事を食べてもらえるようにしましょう。

 

◆犬の高齢が進み少しずつ食べることが出来なくなった時

犬も高齢が進むと食が細くなります。

歯や、胃などの消化器官も老化と共に働きが弱くなっているため、

食欲が落ちてしまうことも十分に考えられます。

【対策】

・シニア犬用のドッグフードに切り替える

・ドッグフードをふやかす

・缶詰などのウェットフードをプラスする

・もともとウェットフードだった場合は、温めてみる

などの工夫をしましょう。

ドッグフードをふやかしたりウェットフードを温めることで、

においや食感が変わって食べやすくなります。

 

ドッグフードによる食欲不振

◆新しいドッグフードに変えた時

今まで食べていたドッグフードを、別の種類に変えた時などに、

食べなくなることはよくあります。

犬は、もともと人間と違い、あまり多くの種類の食べ物を口にすることはなく、

毎日同じドッグフードを食べている犬がほとんどです。

そのため、急に新しい味のドッグフードを与えると拒否してしまう場合があります。

【対策】

このようなケースはさほど心配はいりませんが、

新しいドッグフードに切り替える場合は、犬が早く新しい味に慣れるよう工夫が必要です。

 

もともとのドッグフードに、少しずつ新しいドッグフードを混ぜ、

徐々に新しいドッグフードを増やしていきましょう。

 

◆ドッグフードを置きっぱなしにしてしまった時

なかなか食べないのは今食べたくないから?食べたい時に食べればいい

などの考えからドッグフードを置きっぱなしにしていませんか?

ドッグフードを放置しておくことは、犬に、いつでも食事が出来ると思わせてしまい、

余計に食欲を下げる原因となってしまします。

【対策】

食事を与えて30分経っても食事をとらない場合は片付けましょう。

 

その他、食いつきが悪い時は、トッピングを加えるという方法もあります。

犬は、嗅覚が優れているのでにおいの強いトッピングが効果的です。

少しでも栄養価の高いものや体に良いトッピングを選んであげる必要があります。

・チーズ

・オイル

・犬用のジャーキー

長く食欲不振の状態が続くのは犬の健康を妨げる可能性があります。

出来るだけ早く病院へ行き獣医さんに相談し食事のあげ方を見直しましょう。

 

次に、病気やストレスによる食欲不振についてみていきましょう。

 

食欲不振から考えられるストレスや病気について

◆ストレス

実は犬は、意外とナイーブな犬種が多いです。

ペットとして人気の高いヨークシャテリアが、甘えん坊で飼い主への依存心が強いことで有名です。

飼い主と会えない時間が長いと食欲不振に陥ってしまうなどということは珍しい話ではありません。

・家族の誰かが出張や旅行に行ってしまった

・子どもが進学のため家を出た

・近所での騒音

このようなタイミングで食欲不振になっている場合は、ストレスが原因の可能性があります。

家族の誰かがいなかったり、近所での度重なる物音などをストレスに感じているかもしれません。

 

全てを取り除くことは難しいと思いますが、ストレスは、病気を引き起こす一歩手前です。

ストレスを甘くみず、可能な限り取り除いてあげる努力をしましょう。

 

◆病気

食欲不振の原因で1番怖いのは病気の場合です。

・嘔吐

・下痢

・震え

・ぐったりしている

・息が苦しそう

などの症状を伴う場合は、すぐに病院に連れていきましょう。

これらの症状を伴わない場合でも、飼い主には気づきにくい症状が隠れている可能性もありますし、

素人には判断できないような病気の可能性も考えられますので、

病院に連れていくことをお勧めします。

 

食欲不振で考えられる病気

食欲不振で考えられる病気は、

・呼吸器系の病気

・内臓の病気

・口の中の病気

・ケガや、損傷による食欲不振

など、様々です。

 

呼吸器系の病気は、

・ケンネルコフや喘息

・気管支炎

などがあり、免疫力が弱まっていると感染しやすい病気が多いです。

通常1週間ほどで治るものが多いですが、

子犬や高齢犬は体力がないので完治するまでに時間を要します。

また、犬は鼻に異常があると食べ物を判断することが難しくなり、食欲が落ちます。

鼻水やくしゃみ、咳などをしていないかよく観察してあげましょう。

 

内臓の病気は、

・咽頭炎

・肺炎

・出血性胃腸炎

・フィラリア症

・腸閉塞

・膀胱炎

・尿路感染症

・心不全

・がん

などがあり、元気がない、体重が減ったなどの症状を伴う場合もあります。

内臓系の病気は、病気の中でも比較的深刻な

病気である場合が多く早期に発見してあげることが重要です。

 

口の中の病気は、

・歯周病

・歯肉炎

・虫歯

など、食べたくても痛くて食べれない場合なども考えられるでしょう。

 

ケガや損傷によって中枢神経に問題が出て食欲不振に陥っている可能性もあります。

食欲不振を、軽く見てはいけません。

軽度な理由から、死に至るような恐ろしい病気まで原因は様々ですが

愛犬の症状を見落とすと取り返しのつかない事態になってしまう恐れもあります。

出来るだけ早く病院へ行き、獣医さんに見てもらいましょう。

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