ダックスフンド

~ダックスフンド~ミニチュアダックスフンド

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ミニチュアダックスフンドは、ダックスフンドの一種です。

ダックスフンドには、

・スタンダードダックスフンド

・ミニチュアダックスフンド

・カニヘンダックスフンド

の3種類のサイズがあり、この真ん中のサイズの

生後15か月の時に胸囲のサイズが30~35cmのダックスフンドを

「ミニチュアダックスフンド」といいます。

 

今回は「ミニチュアダックスフンド」について紹介していきたいと思います。

 

ミニチュアダックスフンドの歴史

ミニチュアダックスフンドは、ドイツ原産の小型犬です。

その歴史は古く、古代のエジプトの壁画に描かれている犬が

ミニチュアダックスフンドだと考えられています。

 

ダックスフンドの起源はドイツといわれていますが、

もともとはスイスのジュラ山岳地方のジュラ・ハウンドが祖先犬といわれています。

12世紀頃、この祖先犬であるジュラ・ハウンドとドイツやオーストリア原産の

ピンシェルという犬種をかけ合わせ、ダックスフンドのベースが出来ました。

 

ダックスフンドは、アナグマの狩猟で活躍していた狩猟犬です。

名前の由来も、ドイツ語で

・アナグマを意味する「ダックス(Duchs)」

・犬を意味する「フント(Hund)」

から来ています。

 

ダックスフンドの胴長で短足な体は、地中の巣穴から

アナグマを引っぱり出したり捕まえたりするために必要な特徴です。

アナグマより小さい、ウサギ、イタチ、ネズミなどの獲物の巣穴に入り込めるように

改良され、ミニチュアダックスフンドが誕生しました。

 

ダックスフンドは、1999~2007年までの約10年間ジャパンケネルクラブの登録数で

1位を獲得し続け、その後も常に3位以内をキープしている人気の犬種です。

 

ミニチュアダックスフンドの特徴

ミニチュアダックスフンドは、体重が4.5~5kgくらいで、筋肉質でがっしりしています。

胸が発達しており、あばら骨が張っています。

同じくらいのサイズの他の犬種と比べると、

・トイプードル 3~4kg

・ポメラニアン 1.9~3.5kg

・マルチーズ 1.5~3.5kg

とミニチュアダックスフンドは小柄なのに体重が重いことがわかります。

 

平均的な胸囲は30~35cm、胴の長さは40~50cmです。

顔は面長で、耳はたれ耳、

鼻口部は長細く嗅覚が優れています。

これはネズミやウサギなどの獲物の巣穴に入っていけるように改良されたからです。

 

また、毛質は

・スムースヘアード

・ロングヘアード

・ワイアーヘアード

の3種類があります。

短毛のスムースヘアードをベースに、

スパニエル犬を交配させて誕生したのがロングヘアードで

テリア犬を交配させて誕生したのがワイアーヘアードです。

 

スムースヘアードはスタンダードダックスフンドを小型化した犬で、

短毛で光沢のあるなめらかな毛質です。

ロングヘアードは、ウェーブがかった柔らかい毛質でこちらも光沢があります。

ワイアーヘアードはゴワゴワとした剛毛で眉毛とあごまわりの毛が長めです。

ドイツではこのタイプのミニチュアダックスフンドが一般的です。

 

また、毛質によって性格が異なるといわれています。

これについては、次の「ミニチュアダックスフンドの性格」で後述します。

 

また、毛色については多くの種類があり、

1番代表的なものは単色の濃いブラウンや、ブラック×タンの2色で、

タンとは黄褐色のような色味のことを言います。

 

ミニチュアダックスフンドの性格

ミニチュアダックスフンドは、基本フレンドリーで活発な性格です。

そして、とにかく甘えん坊です。

また、様々な犬種をかけ合わせて異なる3種類の毛質のミニチュアダックスフンドを

誕生させたことにより、3種類はそれぞれ性格が異なります。

 

スムースヘアードは、好奇心旺盛でとてもやんちゃです。

動きが俊敏で、遊びが大好きです。

 

ロングヘアードは、スパニエル犬の性格を継承しており、温厚で優しい性格です。

また、3種の中で1番甘えん坊でフレンドリーでもあります。

 

ワイアーヘアードは、テリア犬のテリアキャラクターと呼ばれる気質を受け継いでおり、

気が強く頑固な一面もあります。

3種類の中でもワイアーヘアードのミニチュアダックスフンドが

1番しつけに苦労するかもしれません。

 

ミニチュアダックスフンドの飼い方

ミニチュアダックスフンドは、とても活発なので毎日運動させる必要があります。

1日合計1時間くらいが理想的な散歩の形です。

体の構造上、地面からの距離が近いので

夏場の散歩は、アスファルトからの照り返しを直接受け熱中症のリスクが高まるので

日が陰ってから行くのがオススメです。

 

ミニチュアダックスフンドのしつけ

ミニチュアダックスフンドは、賢く、猟犬として活躍していた経歴から

人間との相性もよく、しつけがしやすい犬種として知られています。

ただし、甘やかしすぎると頑固でわがままになってしまい、吠え癖や噛み癖に悩まされる飼い主も

多いので、幼犬の頃から、きちんとしつけを行う必要があります。

特に吠え癖や噛み癖は、他の人や犬とのトラブルに発展する

可能性もあるので気を付けましょう。

 

しつけには、飼い主と犬の主従関係と信頼関係を気づくことが最も大切です。

ミニチュアダックスフンドは、猟犬として長く人間とパートナーを組んで生活してきたことから、

信頼できるリーダーからの指示には喜んで従います。

嗅覚に優れているため、散歩中ににおいを嗅ぐことに気を取られ

飼い主の言うことを聞かなくなってしまうということも発生しやすい犬種です。

しかし、飼い主との主従関係や信頼関係が上手に築けていれば

飼い主の指示に従ってくれるでしょう。

 

散歩に連れて行ってほしい、ご飯が欲しいなどの要求から吠えることを

要求吠えといいます。

要求吠えをしている時は無視しましょう。

落ち着いたら褒めてあげ、おやつをあげるなどして要求を聞いてあげましょう。

吠え癖や噛み癖を直すには根気がいりますが、何度も繰り返せば、犬は頭のいい動物なので、

「こうしたら褒めてもらえる、おやつをもらえる、散歩に連れて行ってくれる」

ということを学習します。

また、褒める時は少々オーバーに褒めてあげるくらいが丁度いいです。

叱ることより、褒めることを意識してしつけましょう。

 

また、特に幼犬のうちはカーペットやコードなどにじゃれついて噛んでしまうことが多いかもしれません。

事故などにつながる可能性もあるので、出来るだけ犬が噛みそうなものは

犬の目の届かないところに置きましょう。

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