防災

犬と上手に避難するために!事前に知っておいてほしいこと

投稿日:

地震など災害はいつ起こるか分からず、幸せだった日常生活を一変させるものです。

災害が起きたときは自分や家族はもちろん、愛犬の身も守りたいですよね。

ただ、避難所には様々な人がいます。

そういった場合、必ずしもペットの受け入れをしてくれるとは限りません。

万が一の時愛犬と避難をする為に、知識は必ず持っておきましょう。

 

同行避難と同伴避難の違いは?間違えた情報に惑わされないで!

『同行避難』と『同伴避難』は音はすごく似ていますが意味は違ってきます。

同行避難…ペットと飼い主が一緒に『避難所』に避難すること。

※人と同じ避難所で過ごすことは出来ず、屋外や別のスペースを設けられていることが多いです。

 

同伴避難…避難所まで一緒に避難して、ペットも人と同じ場所で過ごすことが出来る。

※「ペット同伴可」となっているところは同伴避難可能ですが、そういった避難所は数少ないです。

 

このように、同行避難と同伴避難は大きく違ってきます。

場所によって異なりますし、その場所の状況に合わせていかないといけません。

近くの避難場所がどういった状況なのかを確認しておきましょう。

 

政府では『同行避難』が推奨されていますが、以前、震災の際SNSでこの

『同行避難』と『同伴避難』の勘違いから誤った情報が流れてしまうという状態が発生しました。

このような事態を防ぐために、同行避難と同伴避難のt以外はしっかりと把握するようにしましょう。

 

避難時の移動方法は?自分も愛犬も安全に避難しよう

地震などの際は大きな揺れによりペットも興奮状態になっている可能性が高くなります。

興奮状態になってしまうと、普段は絶対しないような吠える・噛む・走り回るなど異常行動を起こします。

 

その際に、他の人やペットとのトラブルを避けるためにリードをしっかり繋いで放さないようにしましょう。

小型犬とかであればケージなどに入れて避難所まで避難するのが一番良いでしょう。

ケージがあれば避難所などでもトラブルを回避しやすいです。

 

避難所での厳しい実態…避難所だからと言って安心してはダメ!

愛犬と避難に避難出来て一安心…ではありません!

先ほどもお伝えした通り、基本的には同行避難が推奨されているので

避難所に行くとペットの姿を見かけることも多いかと思います。

ですが、全ての人がペットに対して理解があるわけではありません。

 

アレルギーを持っている人はもちろん良い顔はしないですし、中には動物を触りたがる子供などもいます。

興奮状態にある動物をむやみに触ることは、危険な状況になり兼ねないですし、ペットからしても大きなストレスになります。

 

実際避難所では、アレルギーや臭い、吠える声に対しての苦情が特に多く寄せられます。

いつ起こるか分からない災害に向けて事前準備は必須になりますし、慣れない環境での生活で

愛犬もストレスを抱えるのでしっかりと気にかけてあげるようにしましょう。

 

車内避難はしっかりとデメリットを把握しよう!

車内に避難すれば確実に愛犬と一緒に避難することが出来ますが、様々なデメリットもあります。

 

車内避難する際はもしもの時の為に備えてガソリンの無駄使いが出来ないので、

急激に車内温度が上がったり下がったりしやすい夏や冬の時期は、熱中症や凍傷などに気を付けなくてはいけません。

頻繁に換気をしたり、熱中症対策などをとらないと車内避難は逆に危険になります。

 

また、飼い主にとってもデメリットがあります。

それはエコノミークラス症候群です。

足を動かさない状態で長時間同じ体制でいると血栓ができ、

その血栓が肺などに流れ込むことによって呼吸困難などの生命の危険が生じます。

 

ペット同様、季節によって熱中症などの心配もあるのでしっかりと対策をとった上で車内避難をするようにしましょう。

 

万が一の時の為に準備はしっかりと!

災害の一番恐ろしい所は『いつどのくらいのものが起きるか分からない』ということです。

一瞬で普段の平和な日常が一変してしまうのです。

特に地震大国の日本では、過去にも大きな震災で沢山の人と沢山のペットがなくなっていたり、

行方不明の状態のままになっているのが現実です。

誰も命を落とすことなく避難出来れば一番ですが、まずは自身の身を守り、

家族やペットと無事に避難できるようにしましょう。

その為には何かあった時のことを想定して、事前準備をしておく必要があります。

 

・しつけしておく

まずは基本的なことですが、しつけをしっかりとしておきましょう。

災害の際は、ペットも興奮状態になりもしかしたらしつけをしていても飼い主の指示をしっかりと聞ける状態ではないかもしれません。

しかし、全くしていないよりは良いでしょう。

 

1番怖いのは飼い主の言うことを聞けず、ペットも飼い主もどちらも助からないことです。

自分の身を守るだけでなく、ペットと一緒に助かるためにもしっかりとしつけはしておきましょう。

 

また、避難所に行った際もしつけを出来ていないと周りにも迷惑をかけます。

また飼い主としてもそこに居づらいと感じることもあるでしょう。

普段から最低限の「マテ」「おすわり」「ふせ」などは覚えさせておくと良いです。

 

・持ち出し袋の準備

人間も災害用に非常持ち出し袋などを準備していると思いますが、愛犬用の持ち出し袋も用意するようにしましょう。

〈準備しておくと良いもの〉

・ドッグフード

・水

・ペット用シーツ

・トイレ用品

・おもちゃ

・おやつ

・内服薬(ある場合は必ず忘れない)

・ペットの情報が書いてあるもの(ワクチン接種状況、かかりつけの動物病院情報など)

・ペットの写真(いなくなってしまった時のために)

・飼い主の緊急連絡先が記載されたもの

上記のもの以外にも、必要だと思うものは必ずまとめておき、

何かあった時にすぐ持ち出し出来るような状態にしておきましょう。

 

・マイクロチップ

年々普及しているマイクロチップ。

もし保護された際に、自治体や動物病院などでマイクロチップの情報を

読み込むことによって、一早く飼い主に連絡をすることが可能になりました。

 

マイクロチップは一度入れると半永久的に使用できるので、何かあった時のために埋め込んでおくと良いでしょう。

災害の時だけでなく、普段の生活で迷子になってしまったりした時にも役立ちます。

費用の関係上出来ない人は、首輪に名前や緊急連絡先を記載しておきましょう。

 

愛犬と一緒に安全に避難できるように準備をしておこう

災害時はネットなども繋がりにくくなり、スマートフォンのバッテリーも無駄遣い出来ない状況になります。

ネットが普及している時代ではありますが、「その時になって調べればいい」というのが通用しません。

避難所の状況を知っておくこと、事前に準備しておくものを調べるなど、その時になって

すぐに行動が出来るように必要な情報は前もって調べておきましょう。

-防災

Copyright© オールインわん , 2023 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.